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中古車選びは何年落ちがおすすめ?年式別の特徴、注意すべき車両

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中古車選びは何年落ちがおすすめ?年式別の特徴、注意すべき車両

中古車購入する際、皆さんは何を基準に車種を選んでいますか?恐らくほとんどの人が、年式や中古車価格または好みのモデルで選んでいるはずです。少しでも車両状態が良い中古車を選ぶ上では、年式やモデルが重要なファクターになります。

しかし、「何年落ちの車がいいのか?」「年式にはどのような特徴があるのか?」など疑問を抱く人も少なくありません。年式が新しい人気車種は値段が高額ですし、新車登録日から年数か経過した中古車は、車両状態や品質に不安があります。今回は、中古車選びは何年落ちがおすすめなのか?年式別の特徴や注意すべき車両について徹底解説していきます。

中古車選びは何年落ちがおすすめ?

一般的に中古車の耐用年数は、減価償却資産「4年~6年」となっているので、この年数を超えた古い中古車は年が重なるごとに価値が下がっていきます。極端な言い方になりますが、中古車は古くなればなるほど価値がなくなり、価格が安くなると言う訳です。

また、初年度登録から年数が経過していくことで、中古車市場の流通量も多くなるため、車両状態と比較して中古車価格もリーズナブルになっていきます。中古車選びで、オススメと言われている年数「3年落ち」「5年落ち」「7年落ち」の理由について解説していきます。

※出典:国税庁「耐用年数」

中古車の購入は、3年落ち・5年落ち・7年落ちのものがおすすめ

車を売却するタイミングは、「ローンの支払いが終わる時期」もしくは「車検満了日の年」と言われています。新車をローンで購入する場合、よく利用される支払い回数が「3年(36回)」「4年(48回)」「5年(60回)」の3種類です。例えば、3年ローンで新車購入した場合、ローン支払いが完済する頃には、車検も切れることになります。

また、5年ローンでも同じで、ローンの支払いが終わる頃には、2回目の車検を受ける時期と重なります。車検を受けるには、重量税や自賠責保険料など、まとまった車検費用が必要になるため、車検が切れるタイミングで車を買い替える人が急増します。そのため、中古車市場には車検切れの中古車が増えて、状態のよい中古車がリーズナブルな価格で購入できるようになります。

年式が新しく、使用感や走行距離が少ない中古車が欲しい人は、車検を1度も受けていない「3年落ち」の中古車をオススメします。ただし、走行距離が少ない高年式車は市場価格も高く、決してお買い得とは言えません。コスパに優れた高年式車が欲しい場合は、「初年度登録から3年落ち以内」「走行距離・3万km以上」の少し距離が延びている中古車が狙い目です。年式の割に少し走行距離が多い車両は、中古車市場でも比較的安い価格で流通しているからです。

初年度登録から5年落ちの中古車は、2回目の車検を迎える車両が多く、1回目の車検よりも交換部品が増えるため、車検代が高くなる傾向にあります。また、年式的にも5年落ちになるので、高値で売却ができる最後のチャンスとも言えます。そのため、価格と品質のバランスが良い車両が中古車市場にも多く流通するため、リーズナブルな価格の中古車を探している人にオススメです。

日本自動車工業会の乗用車市場動向調査によると、車の保有期間は平均・7年程度となっているので、初年度から7年落ちの車は買い替える絶好のタイミングと言えます。使用年数が多い7年落ちの中古車は、コスパに優れた車両も多く流通しているので、コスパに優れた掘り出し物が見つけやすいでしょう。自動車検査登録情報協会の統計情報によると、乗用車の平均使用年数は約14年ですから、7年落ちで尚且つ整備が行き届いている車両が安く買えれば非常にお買い得です。ただし、新車のメーカー保証が切れているので、購入後の故障に対するリスクは伴います。

部品の品質・耐久性が向上したことで、年々車の寿命が長くなっていますが、日頃のメンテナンスが悪ければ近い将来、大きな故障や修理に悩まされることになります。年式や走行距離を重要視するのではなく、整備記録簿の内容をしっかりと確認して上で、掘り出し物の中古車を探して下さい。

※出典:一般自動車工業会「乗用車市場動向調査」

※出典:自動車検査登録情報境界「乗用車の平均使用年数」

中古車が何年落ちかを確認するには?

車検証か新車保証書をチェックする

中古車が何年落ちなのかを確認する方法は、車検証(自動車検査証)を見れば分かります。車検証の上段中央辺りに「初度登録年月(軽自動車の場合は初度検査年月)」の記載がありますが、その年月が新規登録された日付です。

例えば、令和6年に「初度登録 令1年4月」の車を購入するなら、5年が経過しているので「5年落ち」となります。また、車検証以外では新車購入時に発行される「新車保証書」でも、何年落ちかを調べることができます。国産車の場合、新車保証書は整備手帳に入っていることが多いのですが、保証書には「初年度登録日」に保証開始の日付が記載されています。

ただし、正規ディーラーを介さず輸入された外車「並行輸入車」は、モデルイヤー(モデル年式)が採用されているので、車検証の初年度登録年月では正式な登録日(製造)が分かりません。

年式別の中古車の主な特徴

それぞれの年式では、どのような特徴があるのでしょうか。年式別(新車から3年落ち/5年落ち/7年落ち/10年落ち)の主な特徴について解説していきます。

3年落ちの中古車

初年度登録から3年落ちの中古車は、車両状態が未使用者や新古車に近く、デザインも現行モデルと変わらないことから新車と同じ感覚で乗ることができます。中古車市場では、1万km/年の走行距離が1つの目安で、3年落ちなら走行距離・3万km以内の中古車が多く流通しています。

3年落ちの中古車は、多少値が張っても使用感や走行距離が少ない中古車ですから、10年は乗りたい!という人に向いています。ただし、新車の一般保証が切れる時期でもあるので、3年落ちの中古車を購入する場合は、保証を延長することをオススメします。

5年落ちの中古車

初年度登録から5年落ちの中古車は、ローン支払い完了と車検が切れるタイミングが重なるので、車を乗り替える人が急増する年式です。5年落ちの中古車は、走行距離・5万km/年以内の車両が多く、購入後も7~8年ほどは十分乗ることができます。

3年落ちよりも中古車相場が安い5年落ちは、リーズナブルな価格と車両状態のバランスを重視したい人にオススメです。ただし、2回目の車検を迎える車両が多く、車検費用は消耗品の交換時期とも重なるので、3年落ちの中古車よりも維持費が高くなる傾向にあります。また、新車メーカー保証(特別保証)も切れるタイミングですから、購入する際には試乗を行うなどしてエンジンやミッションなどの確認を行って下さい。

7年落ちの中古車

初年度登録から7年落ちの中古車は、走行距離・5万km以上の車両がほとんどで、修復歴車や品質の悪い車両も多く流通しています。中古車のコンディションを見極めることは困難な作業ですが、整備記録簿を見れば使用年数が多い低年式車でも、車両状態が確認できます。ただし、車の状態がよくても、新車から7年が経過した古い車ですから、性能やデザインが古いモデルチェンジ前の車種がほとんどです。

7年落ちの中古車で、修理や点検・整備履歴が不透明な車両については、状態がよい中古車とは言えないので選択肢から外して下さい。例え走行距離が多くても大切に整備されていた車両でしたら、最新機能やデザインにさえ拘らなければ、7年落ちでも安心・安全に乗ることは可能です。7年落ちの中古車は、価格を重視したい人にオススメですが、新車保証が切れているので、ディーラーや販売店が取り扱っている有料保証の加入を考える必要があります。

10年落ちの中古車

初年度から10年落ちの中古車は、走行距離も10万kmを「超えるような車両が多く、状態がよい中古車を探すのは困難です。しかし、最近の車は耐久性に優れているため、例え10年落ちの車両であっても、すぐに故障する訳ではありません。ただし、全ての部品が10年経過しているので、エンジンやミッションなども含めて、購入後の故障リスクは覚悟しなければなりません。10年落ちの中古車は、以下のポイントに注意して整備記録簿を確認して下さい。

  • 定期的な点検の実施
  • 修復歴の有無
  • 部品交換の修理履歴

定期点検には、「6ヵ月点検」「12ヵ月点検」「24ヵ月点検(車検)」があります。10年落ちの中古車は、既に4回車検を受けているので、整備記録簿には多くの部品交換が記載されているはずです。10年落ちでも整備をしながら乗り続けることはできますが、純正部品の保管期限は10年と決まっているので、部品の調達ができなくなる可能性があります。また、ディーゼル車は初年度登録から11年、ガソリン車は初年度から13年経過した車両は、自動車税が増税されます。10年落ちの中古車は、安さと言うメリットよりもデメリットの方が多くなるため、購入する際には十分注意して下さい。

【高年式・低年式別】購入時に注意すべき中古車

中古車を購入するときは、どのような点に注意すれば良いのか?ほとんどの人が、高年式の車を好んで選んでいます。しかし、年式が新しければ状態が良いということではなく、年式と走行距離のバランスが重要です。ここでは、中古車購入時の注意点を高年式・低年式別に解説していきます。

高年式なのに走行距離が長い車両

基本的なことですが、中古車の「高年式」とは一般的に新車登録から3年以内の車を指します。高年式でも通勤などで毎日車を使ったり、高速道路などを利用した遠出を繰り返すことで、パーツに与えるダメージも大きくなります。良質な中古車の選び方としては、購入価格や年式だけを基準にするのではなく、キズの状態や走行距離も重要です。

ただし、走行距離が少ない高年式は、新車価格と変わらない値段で販売している業者も多く、事前に新車価格を調べて比較する必要があります。特に人気車種や納車待ちが続いている高年式の中古車は、新車価格よりも高いプライスで販売されているので要注意です。

低年式なのに走行距離が短い車両

先程の高年式とは逆になりますが、中古車の「低年式」とは比較的古い中古車のことで、一般的に7年落ち以上の車を指します。低年式でも走行距離が少ない車種は人気が高く、下取りや買取の査定で流通相場よりも高く売却できます。

ただし、低年式の走行距離が短い車両は、動かさずに放置されていた期間が長いため、経年によるパーツの劣化が進んでいます。そのため、車両購入時のメンテナンス費用だけでは済まず、購入後も部品交換などの出費が続く恐れがあります。

また、低年式の車両は、もともと燃費性能が低い上に、エンジン性能の低下で更に燃費が悪くなっている可能性もあります。低年式の中古車は、「故障のリスクが高い」「車検代や整備にお金が掛かる」「純正部品の在庫が少ない」「税金が高くなる」「燃費が悪い」など、メリットよりもデメリットが目立ちます。低年式の走行距離が短い車の購入を検討している人は、整備記録簿の内容を事前に確認して、しっかりと整備され続けている車両を選んで下さい。

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