中古車ローンの金利相場は?借入先別の目安と低く抑えるポイント
中古車購入を検討している方いませんか。中古車は一点ものではありますが、全ての方が車両価格に対して現金一括で購入できる訳ではありません。人によっては、中古車ローンを活用して希望する車を購入する方も中にはいます。
ただし、中古車ローンを活用して車を購入する場合は、金利相場を事前に把握することが重要です。では、中古車ローンの金利相場は具体的にどのような数値なのでしょうか。この記事では、中古車ローンの金利相場について詳しく解説します。
【借入先別】中古車ローンの金利相場
中古車ローンの金利相場を借入別に詳細情報を解説します。以下の内容では、借入別ローンの金利情報を具体的な金利について紹介しています。借入別の金利相場を1つ1つ詳しくみていきましょう。
銀行系ローン
銀行ローンは、銀行や金融期間が提供している中古車購入用のローン制度のことを意味します。銀行ローンの金利相場はおよそ「1%〜4.5%」ほどであり、ディーラーローンに比べて比較的低い金利でカーローンを組める特徴があります。
ただし、ローンを組む際の審査基準が厳しく、審査を通過するまでに最低でも1週間以上の期間が必要です。ローン審査を行う銀行によっては、金利を低くするために一定条件を定めております。
また、手続きを行う際に何度も銀行に足を運ばないといけないデメリットも考えられるでしょう。所得が少ない方や過去に返済が滞った経験がある方の場合、審査を通過しにくい傾向もあります。
信販系・ディーラーローン
信販系・ディーラーローンは言葉の通り、信販会社や自動車ディーラーで中古車ローンを組む方法です。信販系・ディーラーローンの金利相場は、およそ「3.5%〜10%」ほどと利率が高めに設定されています。
ただし、審査は比較的に通過しやすく、ディーラーローンの場合、車両の契約手続きから審査通過までの期間が短く、手間や労力がかかりません。ディーラーローンを利用した場合には、車の買い替えもしやすく、数年ごとに新しい車に乗り換え検討している方にはおすすめの自動車ローンです。
残価設定ローン
残価設定型ローンとは、あらかじめ数年後の買取補償額を差し引いた状態で契約期間に合わせて毎月一定金額を支払うローン返済方式です。残価設定ローンの金利は、およそ2%〜5%であり、ディーラーローンや信販会社の利率よりも金利は低く設定されています。
残価設定型ローンのデメリットは、買取保証額が大きく設定されているケースが多く、最終金額を一括で支払いきれない可能性があります。
さらに残価設定型ローンは、新しい車への乗り換えをしやすく、ローンを繰り返す沼にハマってしまうとも言えるでしょう。残価設定ローンで車を購入した場合には、支払総額や返済期間、最終月に残る残金をチェックしましょう。
中古車販売店独自のローン
中古車販売店独自のローンとは、中古車販売店が自社の独自ローンを活用して中古車の購入をサポートする購入方法です。中古車販売店独自のローンを利用する場合の金利相場は、およそ15%前後となっています。中古車ローンは残価設定ローンやディーラーローン、信販系ローンを通過できない方が利用するケースが多く、審査が通りやすいメリットがあります。
逆に中古車販売店が独自で定めたローンであり、審査が通りやすい分、金利が高めに設定されています。審査を通過する通過しないの判断基準は、中古車販売店が決定権を握っているため、販売店独自の采配がとられるでしょう。
【借入先別】中古車ローンの返済シミュレーション
中古車ローンの返済シミュレーションを借入別に分かりやすく以下の表でまとめました。以下の表には、残価設定ローンでの月々の支払い金額は、車種によって残価率が異なるため含んでいません。
<中古車ローンの金利シミュレーション(180万円60回払いのローンを組んで購入した場合)>
銀行系ローン(1%) | 信販系・ディーラーローン(3.5%) | 中古車販売店独自のローン(15%) | |
---|---|---|---|
月々の返済額 | 30,768円 | 32,745円 | 42,821円 |
返済金の総額 | 1,846,080円 | 1,964,700円 | 2,569,260円 |
利息の総額 | 46,080円 | 164,700円 | 769,260円 |
銀行ローンや信販系、ディーラーローン、中古車販売独自のローンを比較すると、金利が異なるだけで数万円から数十万単位で支払い総額が異なります。
そのため、中古車ローンを組む借入先を慎重に選ぶことが重要です。
中古車ローンの金利を低く抑えるポイント
中古車ローンの金利を少しでも低く抑えるポイントが3つあります。
- 金利の優遇制度を活用する
- キャンペーンを利用する
- 複数社から見積もりを取る
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
金利の優遇制度を活用する
中古車ローンを利用する場合には、金利の優遇制度を活用することをおすすめします。
特に銀行系ローンを活用することで、条件によっては金利が低く設定される可能性もあります。金利が低く設定される条件としては、給与振り込みや指定口座の登録、光熱費の引き落とし口座の指定などが挙げられるでしょう。
優遇される条件は、銀行窓口やWebサイトで審査前の段階で事前に確認可能です。
車の契約を進める前には、金利の上限が適切なのかを確認してください。事前に金利シミュレーションを利用することで、返済金額を考慮しつつ、中古車の購入商談をスムーズに進められます。
キャンペーンを利用する
低金利キャンペーンを上手く活用して中古車をお得な条件で購入する方法も1つの選択肢です。ディーラーや中古車販売店では、金利を下げるお得なキャンペーンを定期的に開催しています。
そのため、期間限定や地域限定でお得なキャンペーンを活用できる可能性も高くなります。
金利が1%違うだけでも、毎月2,000円〜3,000円ほど負担するリース料金が異なります。キャンペーンの開催状況については、利用したい地域や場所の金利手数料に対するリース料金を検討していきます。ただし、キャンペーンを利用して車を購入する場合、事務手数料などが別途必要になるため注意してください。
複数社から見積もりを取る
複数社からマイカーローンや自社ローン、カーリースなどの見積依頼をとる方法もおすすめです。複数社から見積もりを取って比較しつつ、金利の低い会社を選ぶ方法がベストです。複数社に向けて査定依頼を行うことで、手数料の金額はもちろん、利率が低い状態で借入可能です。
複数社から見積もりをとる場合には、手数料の金額にも注意してください。特に事務手数料などが別途必要な金額が発生するため、負担する手数料に合わせて念入りに確認作業を行いましょう。
中古車ローンを利用する際の注意点
中古車ローンを利用する際には以下のポイントに注意する必要があります。
- なるべく頭金を用意する
- 車の購入に間に合うように準備する
- 自分に合った返済方法を選ぶ
中古車ローンを検討している場合、ご自身の返済計画や年収、ローン金利などを考慮して、最適なローンを選択する必要があります。それぞれの注意点について詳しく解説します。
なるべく頭金を用意する
中古車ローンを活用する場合、なるべく頭金を用意することが大切です。一般的にローンで購入する場合、頭金をなるべく多く用意することで、借入額を減らすことができます。
また、ローン審査も通過しやすくなり、借入金額の残額に対して発生する利息の総額が低くなるメリットもあります。中古車ローンは頭金やボーナス払い無しでローンを組めますが、毎月の支払い金額は高くなるデメリットがあるため、可能な限り頭金を用意することが重要です。
車の購入に間に合うように準備する
車の購入先とローンの申し込みが別の場合、借入が納車時期に間に合わない可能性があります。一般的に中古車ローンの審査には、1週間〜1ヶ月ほどの時間がかかります。そのため、ローン審査に必要な時間を考慮して、手続きを計画的に進めることが重要です。
中古車の購入とローン審査を並行的に進めたい方は、ディーラーローンを活用することをおすすめします。
自分に合った返済方法を選ぶ
自分の返済プランに合った中古車ローンの活用は必ず重要です。中古車ローンの返済方法には、元金均等方式と元利均等方式の2種類があります。元金均等方式とは、一言で説明すると「毎月返済する支払いが常に定額になる返済方法」です。中古車ローンの支払いを変動することなく、常に一定支払いを希望する方におすすめします。
元利均等方式とは、毎月返済していく返済額の中でも、元金の額が一定になる返済方法になります。元利均等方式で支払いを進める場合、元金均等支払いより返済開始当初の返済額を少なくできるメリットがあります。
それぞれの返済方法ごとに利用するメリットとデメリットがありますが、収入や人生設計、住宅ローンなどに応じて適切な返済方法・返済回数を選ぶことが重要です。あくまで中古車ローンを支払う目安金額をイメージしておくと、どちらの返済方法を選択すれば良いのか選びやすくなります。
中古車ローンを検討するなら「MOTAダイレクト」の利用がオススメ!
中古車ローンを利用したいけど、どの中古車ローンを利用すれば良いのか分からない方いませんか。希望する中古車ローンの金利を理解しないまま、借入を進めると自分が想像している以上に余計なお金を支払っていることに気がつけません。
また、返済が滞ってしまうと、信用情報に傷がついてしまうでしょう。MOTAダイレクトでは個人間でもローンが組める上、4.9%と低金利で中古車ローンを組めます。
ただし、MOTAダイレクトは沖縄限定のサービスであるため注意しましょう。この記事の内容を参考にして、是非MOTAダイレクトの利用を判断してください。